【図書の家】漫画作品データ

漫画作品データ／作家別（よ）

吉田秋生　よしだ・あきみ／Yoshida, akimi

8月12日生まれ。東京都出身。1977年「ちょっと不思議な下宿人」(『別冊少女コミック』)でデビュー。「河よりも長くゆるやかに」「吉祥天女」で第29回（84年度）小学館漫画賞受賞。代表作は「バナナ・フィッシュ」「夜叉」など。「海街Diary」で第11回（07年度）文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞。
［吉田秋生　ファンのページ］

カリフォルニア物語

［初出］	『別冊少女コミック』1978年2月号～80年7月号までシリーズ連載（小学館）
［頁数］	-
［紹介］	カリフォルニアの名士で厳格な父と、優秀な兄をもつ主人公ヒース。彼はある事件を契機にニューヨークに家出。旅の途中からなぜかついて来たイーヴと同居することになる。友人達を始め周囲との関わりは孤独で尖っていたヒースを徐々に変えていくが…。厳しい都会の現実にもがく青年達の苦悩と成長を描いた作者の出世作。

［この作品を読むには］


◆フラワーコミックス『カリフォルニア物語』全8巻（小学館／1979～82）	◆小学館叢書『カリフォルニア物語』全4巻（小学館／1989）	◆小学館文庫『カリフォルニア物語』全4巻（小学館／1994）

［入手難易度］
★☆☆☆☆		文庫は新刊で入手可能です。

［コメント及び関連ページ］

あの漫画を今日は読もう／vol.4『長編一気読み！』

data作成：2006/8/13

櫻の園

［初出］	『Lala』1985年5月号～1986年7月号（白泉社）　「Vol.1 花冷え」　『Lala』1985年5月号　「Vol.2　花紅」　『Lala』1985年10月号　「Vol.3　花酔い」　『Lala』1986年2月号　「Vol.4　花嵐」　『Lala』1986年7月号
［頁数］	-
［紹介］	桜の樹が見事に咲き誇る中高一貫の女子高。春の創立祭には演劇部がドレスを身につけ、チェーホフの「櫻の園」を毎年演ずるのも伝統の一つ。卒業式を間近に控える時期、舞台稽古が開始される。その中で3年に進級する面々が主人公。性格も個性もまったく違うそれぞれの恋や性の悩み。他者との比較、劣等感など、揺れ動くナイーブな女子高生達の心理を叙情的に一話完結式で描いた。

［この作品を読むには］


◆ジェッツコミックス『櫻の園』（白泉社／1986）＊絶版	◆白泉社文庫『櫻の園』（白泉社／1994）

［入手難易度］
★☆☆☆☆		文庫は新刊で入手可能です。

［コメント及び関連ページ］

あの漫画を今日は読もう／vol.16『卒業』

data作成：2007/3/18

海街Diary

［初出］
［頁数］

「蝉時雨のやむ頃」『月刊flowers』2006年8月号/68頁（以下全て小学館）
「佐助の狐」『月刊flowers』 2006年12月号/60頁
「二階堂の鬼」『月刊flowers』 2007年4月号/55頁
「花底蛇」『月刊flowers』 2007年8月号/45頁
「二人静」『月刊flowers』 2008年1月号/44頁
「桜の花の満開の下」『月刊flowers』 2008年5月号/35頁
「真昼の月」『月刊flowers』 2008年10月号/60頁
2006年８月号～不定期連載中

［紹介］

鎌倉で暮らす香田幸、佳乃、千佳の三姉妹は、幼い頃に両親が離婚し、以来鎌倉の祖母の家で暮してきた。そんな三姉妹のもとに父の訃報が届く。15年会っていない父の死に何の感慨もわかないまま葬儀へと赴く佳乃と千佳の前に中学生にしてはしっかりした異母妹“すず”が現れる…。
やさしい鎌倉の風景と家族の絆、四姉妹の新しい生活を描いたシリーズ。
「ラヴァーズ・キス」（95～96年）と登場人物が重なっており、吉田らしい構成になっている。

［この作品を読むには］


◆フラワーコミックス『海街Diary1　蝉時雨のやむ頃』（小学館／2007）	◆フラワーコミックス『海街Diary2　真昼の月』（小学館／2008）

［入手難易度］
★☆☆☆☆		新刊で入手容易です。

［コメント及び関連ページ］

あの漫画を今日は読もう／vol.27『図書の家おすすめアドベントカレンダー2008』

data作成：2008/12/21

●書影はamazonアソシエイトプログラム、bk1ブリーダープログラムを参照、または、所蔵本を撮影しています。
●［入手難易度］は「たけのこ書林」店主・田中さんにdata作成時点で取材しています。
　たけのこ書林は絶版少女漫画中心のネット古書店。目利きな店主が紹介する楽しいコメントが誘い水。懐かしい一冊に出会えます。

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