『プチコミック』1979年12月号〜80年11月号（小学館）

「緑茶夢-グリーンティードリーム-」（1979年12月号）＊文庫版未収録
「ドラムス」（1980年3月号）
「四月の雨」（1980年4月号）
「アンバランス・シティー」（1980年6月号）
「きえない煙草」（1980年8月号）
「黒いサンダル」（1980年9月号）
「ファンレター」（1980年10月号）
「フェイドアウト」（1980年11月号）
【番外編】
「ピンクエンジェル」（1981年2月号）
「笊のような神経」『グレープフルーツ』12号　1983年10月25日号

インディーズバンド「スラン」は、界隈では有名な実力派ロックバンド。ドラムを事故で欠いたのを機会に、マネージャーの水野は古い友人のドラマー・八角に声をかける。最初は乗り気でなかった八角も、ボーカル・弘の強烈な個性と豊かな才能に魅了され加入することに。しかし一筋縄ではいかない弘のわがままな性格に、メンバーは振り回され……。ひとつのバンドを巡る人間模様を丁寧に描写、音楽に情熱を傾ける青春を力強く描いた本格ロック漫画。

『プチフラワー』1886年5月号〜1988年12月号（小学館）

外見上は瓜二つの双子、英一と英二。幼い時に父は母子を捨て家を出、母は精神的に不安定に。その為二人の育った環境はかなり特殊で、年齢も不祥のまま、二人で気分のまま放浪的生活を送る。常に主導権を握り、男女問わずセクシャルに目を惹く英一と、表面的には能天気に兄に頼るばかりの英二。精神を病み歪んだ関係の母親、資産家の養父とその義弟、二人を気遣う友人達などの中にあって、分かちがたい双子の絆を描いた。
memo: ちなみに"once in a blue moon" で（きわめて稀、めったにない）という意味だそうです。 タイトルがこの熟語からなのかは？？です。 (天野)