【図書の家】漫画作品データ

漫画作品データ／作家別（な）

名木田恵子（水木杏子）なぎた・けいこ（みずき・きょうこ）／Nagita, keiko(Mizuki, kyoko)

他にも複数のペンネームを持つ。
1949年11月28日生まれ。高校二年在学中に小学館『女学生の友』新人短編小説賞に入選し、19歳の時「よみがえり、そして夏は…」で作家としてデビュー。児童文学作家として活躍し、漫画原作も多く手がける。漫画原作には「グリーンヒル物語」（名木田恵子名義作画：青池保子／ソーントン・ワイルダー作戯曲「わが町」翻案）、「エトルリアの剣」（原案：名木田恵子名義　作画：文月今日子）、「キャンディ・キャンディ」（水木杏子名義　作画：いがらしゆみこ1975-79）、「プルミエ・ミュゲ」（原作：水木杏子名義作画：英洋子1980？-81）など。絵本に「おひめさま絵本」シリーズ（講談社／高橋真琴との共著／1970年代前半刊行全6点。現在出版されているブッキング版とは別のもの）がある。
「キャンディ・キャンディ」（原作：水木杏子名義）で1977年（昭和52年）度第1回講談社漫画賞少女部門受賞。

NagitaKeikoOfficeHomePage（名木田恵子公式サイト）
「キャンディ・キャンディ」事件の経過報告のために設立された。
“漫画原作を書いていた頃”の話が「いつも開いている小窓から」（テキスト版）or「ギャラリー・こまど」の項に詳しい。

エトルリアの剣（つるぎ）（原案：名木田恵子　漫画：文月今日子）

［初出］	『別冊少女フレンド』1975年8・9月号（講談社）
［頁数］	108ページ
［紹介］	かつてイタリアに勢力を誇ったエトルリア。その王子であり若き将軍のアリアンは鬼神のごとしと恐れられていた。隣国リグマリアでは戦神アレスの祝福を受けた王女エバンジェリンが国を守り戦っていたが、度重なるエトルリアの侵攻にエバンジェリンは必ず勝利を得るという伝説の「水牛の剣」を求め、魔の神山に向かう。そして同じく剣を求めるアリアンとの戦いの中、二人はお互いの真実の姿を知るが…。 memo: 原案は「キャンディ・キャンディ」原作の名木田恵子（水木杏子）。爽やかなコメディ短編を着実に発表してきた文月今日子が、デビュー2年目で初めてシリアスな歴史ロマンに挑んだ作品。神話伝説の残る古代世界を舞台に卓抜した筆力で大ロマンを描ききり、漫画ファンから大きな注目を得た。

［この作品を読むには］


◆KCフレンドコミックス『エトルリアの剣』（講談社／1975）	◆ポケットKC（文庫）『エトルリアの剣』（講談社／2000）	◆コミックパーク／オンデマンド版『エトルリアの剣』（講談社オンデマンド）新装丁版★試し読み可

［入手難易度］
★☆☆☆☆		オンデマンド版ならネットから注文できます。試し読みもできるのでどうぞ。

［コメント及び関連ページ］

あの漫画を今日は読もう／vol.14『コスチューム・プレイ』

data作成：2007/2/10

●書影はamazonアソシエイトプログラム、bk1ブリーダープログラムを参照、または、所蔵本を撮影しています。
●［入手難易度］は「たけのこ書林」店主・田中さんにdata作成時点で取材しています。
　たけのこ書林は絶版少女漫画中心のネット古書店。目利きな店主が紹介する楽しいコメントが誘い水。懐かしい一冊に出会えます。

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