少女漫画とバレエ

バレエ漫画リスト/作家別(わ)

渡辺まさこ/わたなべまさこ Watanabe, masako
2001/10/21作成  2007/7/27更新

印は現物を入手しているもの。印は内容確認したものです。

渡辺雅子(わたなべまさこ)「嘆きのバレリーナ」

出版社
貸本/ 傑作漫画全集No.62/若木書房
発行日 1955(S30)年2月20日印刷/3月1日発行
内容

[目次]
新しいお家 …15
孔じゃく …22
おたんじょう日 …31
悪夢 …41
思い出 …51 ※本文では「思出の月」
夏休み …63
その夜 …77
ブローチのなぞ …84
愛の妖精 …110

物語 大連から引き上げてきた少女・はる美。が、その途中、汽車の中で母が急逝し幼い弟と共に孤児の身の上に。偶然居合わせた女性の計らいで、とある資産家に引き取られることになる。親切な秋山家は、はる美たちを我が子のように扱ってくれるが、縁もない他人に世話になる心苦しさは消えず、はる美は家を出る…。物語設定は暗いがデフォルメのきいた絵柄の為か重苦しさはなく、むしろ戦後の裕福な家庭の子女の暮らしぶりなどが興味深く描かれている。
どんな作品か?

小道具本格
行き倒れていた主人公を偶然助けたのが有名なバレリーナであった縁でバレエを始める主人公。このくだりは、物語の全体からすると1/4程度であり、バレエの扱いとしてもあくまで「自立の為の手段」といった感じである。が、厳しいレッスンの様子などもきちんと描かれ、完全な小道具扱いというわけでもない。

・目次の見開きページには、バレエのチュチュをつけた少女の絵姿がある。
・最終章のタイトルは作中のバレエ公演「愛の妖精」から。

備考

名前の表記について:本の背は「渡辺雅子」、扉では「わたなべ・まさこ」、目次では「わたなべ まさこ」と表記。

参考資料 確認1:情報のみ
2000/10月〜12月弥生美術館「牧美也子・水野英子・わたなべまさこ展」解説書のわたなべまさこ作品リストより
確認2:Sさんから発行日ほかの情報提供をいただきました。ありがとうございました。(2007/7/7)

確認2:Sさんからさらに資料協力をいただきました。ありがとうございました。(2007/7/27)

渡辺雅子(わたなべまさ子)白鳥のワルツ→調査中(情報求む)

出版社
貸本/傑作漫画全集No.??/若木書房
発行日 1955(S30)年初版、再版1957(S32)年10月?
内容

(バレエ?〜未確認)

どんな作品か?
本格
他の要素
名前の表記について:本の背は「渡辺雅子」(現物は未確認だが推測)、中扉では「わたなべ まさ子」作と表記(画像で確認)。
参考資料

確認1:情報のみ
2000/10月〜12月弥生美術館「牧美也子・水野英子・わたなべまさこ展」解説書のわたなべまさこ作品リストより
確認2:ネット目録にて57年版の書影と発行情報のみ確認。上記の弥生情報と年度が異なるため再版ものの可能性がある。通番は不明だが、表紙が渡辺の絵でないため、やはり55年前後の初版ではないかと推測。しかし、ネットで確認した
扉絵は同じ55年度の「嘆きのバレリーナ」とはかなり異なる後期の絵柄。(2007/7/7)


参考作品(ほんの少し出てくるバレエ):
わたなべまさこ「カメリア館

初出/出版社
月刊「りぼん」/集英社
掲載号 1963(S38)年に連載
内容

(バレエ関連部分):偶然からカメリア館で暮らす人々に興味を持ったインターンの厚子は、美しい病弱な少女リカの主治医として再びカメリア館に入り込む。リカは体が弱く学校にも行っていないのに、かつてすばらしいバレリーナだったという母親にバレエの厳しいレッスンを受けている。カメリア館の謎がひとつずつ解けていくと、そこには・・・

バレエをテーマに組み込んでいるが、実際に登場人物がバレエを踊るシーンは2カットくらい。前半ではレッスンの後に倒れていたり、会話の中でふれられる程度。(小西)

どんな作品か?
小道具母と子
他の要素
ミステリ
コミックス

わたなべまさこ名作集『カメリア館』全1巻/1992年1月25日発行/集英社

参考資料 確認:情報及び現物(名作集)
かおるさん、エデンパパさんから情報をいただきました。ありがとうございました。(2000/4、6)
参考:別冊太陽『少女マンガの世界II』(平凡社)



◎マニ研ではバレエ漫画作品に下記のカテゴリ分類をしています。ただし独断・推測も含みます。
本格 バレエが物語の主題で内容も本格的なもの。
小道具 バレエは小道具扱い。設定のひとつ。
母と子 母と子の物語がもう一つの大きな主題となっているもの。
スポ根 スポーツ根性ものの要素が大きいもの。
幼年向 小学校低学年から無理なく読める、物語の起伏が大きく派手なもの。学年誌連載を含む。

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