少女漫画とバレエ

バレエ漫画リスト/作家別(た)

高橋真琴 Takahashi, makoto
2001/10/21作成 2006/11/25更新 

印は現物を入手しているもの。印は内容確認したものです。
※整理中作品有

高橋真琴「アンデルセン童話 赤い靴」

出版社
赤本/榎本法令館
掲載号
1953(S28)年発行
内容

アンデルセンの童話を漫画にしたもの。バレエを意識した作品でもある。

どんな作品か?
本格 or 小道具
他の要素
アンデルセンの童話
参考資料 確認:現物
・ヤマダトモコさん作成のバレエ漫画リストより情報をいただきました。ありがとうございました。(1999/8)
※赤本とは駄菓子屋などで売られていた書き下ろし単行本のようなもの。

高橋真琴「さくら並木」

初出/出版社
痛快漫画文庫46,発行:児童文化研究会,発売:研文社
発行年/判型/定価
1957(S32)年発行推定
内容

叙情漫画絵物語と扉にある。大阪郊外の桜ヶ丘にあるさくら女学院の少女たちの物語。観劇した舞台のバレエシーンが数ページ挿入されていて、当時としては画期的な表現がみられる。

どんな作品か?
本格 小道具
他の要素
学園もの
参考資料:復刻版
 

『パリ〜東京/さくら並木』(復刻版),発行:小学館クリエイティブ,発売:小学館
2006年7月10日初版発行

※単行本からの復刻版。「パリ〜東京」(1956年11〜12月発行推定,日の丸文庫198)と「さくら並木」の2冊セット。
※読本(付録解説)

 高橋真琴インタビュー/嶽本野ばら「乙女の永遠の憧れ」/松本零士インタビュー/藤本由香里「生きて動く「少女の世界」〜高橋真琴と“少女漫画”」

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高橋真琴「のろわれたコッペリア」

初出/出版社
月刊「少女」/光文社
掲載号
1957(S32)12月号/p49〜55(7p)読み切り/オールカラー?
内容
“バレエまんが「のろわれたコッペリア」”(タイトル)

物語/「コッペリア」の舞台で再起不能になった姉の珠江。怖ろしいできごとにはわけがあるはず。妹のみつるは今日同じ演目を踊る。果たして無事に踊れるのだろうか、そして同じことが彼女にも起こるのか。

どんな作品か?
本格
他の要素
ミステリ仕立て/「トゥシューズの中に大きな押しピンがはいっていた」という記述有り
コミックス
-
参考資料 確認:掲載ページ
林さん、ご協力ありがとうございました。

参考:
「20世紀少女まんが史」第2回華麗なるバレエまんが世界/監修・文:米沢嘉博『季刊プータオ』春の号(白泉社)H13/5/1発行にも
資料有り。この作品は後年バレエ漫画の大きなイメージとなった、トゥシューズに画鋲というライバルによるいじめが行われたごく初期のものらしい。その発端は不明であり、小説や絵物語の方が先かもしれないとのことである。

「少女」新年号から“もっとすばらしいバレエまんが「あらしを越えて」(高橋真琴先生) ”がはじまるとの柱惹句あり。

高橋真琴あらしをこえて

初出/出版社
月刊「少女」/光文社
掲載号
1958(S33)1月号から連載?
内容

物語/未確認(以下は資料より推測)

本格的にバレエをとりあげた少女漫画の走り。外国を舞台にしたバレエ少女の物語。バレエポーズやスタイル画の導入はこの作品から。夢と憧れのパリ、華やかなバレエという装置、そして、それを表現する緻密な美しい絵。当時、巻頭オールカラーで始まったこの連載作品はそのすべてが衝撃的であったという。高橋真琴の一連の作品は、後の少女漫画の画面やコマ割に大きな影響を与えた。

“バラのようにうつくしい ひとみちゃんのかなしい物語”という柱文句。(S33年3月号書影より)

どんな作品か?
本格 バレエ少女の物語
他の要素
外国+憧れ+スタイル画
コミックス
-
参考資料 確認:情報のみ
・ヤマダトモコさん作成のバレエ漫画リストより情報をいただきました。ありがとうございました。(1999/8)
参考:
・別冊太陽『少女マンガの世界I』(平凡社)P78にS33年3月号図版あり。
・米沢嘉博『戦後少女マンガ史』(新評社)S55/1/10

『少女ロマンス−高橋真琴の世界−』(PARCO出版)H11/11/15発行
 (ISBN4-89194-599-D)¥1,600
  A5版/127P/カラーイラスト満載。漫画作品「プチ・ラ」も一部掲載。

・『高橋真琴画集−あこがれ』(発行:光風社出版 発売:成美堂出版)H7/4/20発行
 (ISBN4-87519-405-6)¥2,800
  A4版/127P/オールカラー画集。巻末に中野翠、橋田壽賀子、水野英子、他のコメントあり。

高橋真琴「白鳥の小船」

初出/出版社
発行年/判型/定価
1958(S33)年発行 ※S34年という記述もある。
内容

高橋真琴「白鳥の小船」、関すすむ、河本おさむ 等のバレエものが中心。
●水木しげるも少女漫画「雪のワルツ」「かなしみの道」を描いている。

どんな作品か?
本格 or 小道具
他の要素
-
参考資料 確認:情報のみ
参考:
米沢嘉博『戦後少女マンガ史』(新評社)S55/1/10

高橋真琴「白鳥の小ぶね」

初出/出版社
「少女クラブ」/講談社
掲載号
1958(S33)年2月号/16P
内容

物語/ヨーロッパのある地方では結婚式に白鳥の小ぶねに乗って花嫁は教会へ向かう。これにはアロア姫と百姓の息子ポールとの悲しい物語が秘められている。

※中村書店の同名作品と内容が同じかは未確認。

どんな作品か?
小道具“白鳥”というバレエテイスト
他の要素
ヨーロッパの民話?
参考資料 確認:現物(掲載号)
参考:
米沢嘉博『戦後少女マンガ史』(新評社)S55/1/10

高橋真琴「東京の白鳥」

初出/出版社
貸本短編漫画集『バレエ』第3集/ナカムラマンガシリーズ/中村書店
発行年/判型/定価
1959(S34)年発行/A5上製
内容

「東京の白鳥」 4色カラー/16p/高橋真琴
「裏町の天使」      /24p/河本おさむ
「夕映えの母子」     /32p/関すすむ
「悲しき山河」      /24p/松田ひろじ ほか

どんな作品か?
本格 or 小道具
他の要素
-
参考資料 確認:情報のみ
参考:サトーさんのHP『砂糖壺』“高橋真琴リスト

高橋真琴(原作:橋田寿賀子)「プチ・ラ」

初出/出版社
月刊「少女」/光文社
掲載号 1961(S36)1月号〜1962(S37)1月号掲載/全12回連載(61年6月号は休載)
単行本
不明
内容

“れんさい バレエまんが 小さな バレリーナたちの物語” (タイトルにかかる惹句)

物語/主人公の少女・葉子のママは世界的なバレリーナだったが、5歳の葉子を残し「ひん死の白鳥」の舞台の上で死ぬ。葉子はママへの思いを胸にバレリーナをめざす。

(S36年5月号)葉子はバレエ学校の公演でパリに来ている。パリでの友人・マドレーヌの後をつけた葉子とニーナはマドレーヌの母の秘密を知って驚く。
※S36年8月号で物語は終わり、9月号〜最終回は読み切り形式でバレエ団を舞台としたお話が描かれ、葉子ちゃんの謎は解明されないまま終わるようである。[サトーさん、情報ありがとうございました。2000]

1957年のバレエまんが「あらしをこえて」に続く、4色カラー連載。その華やかな美しい画面は当時の少女達をどんなに魅了したことだろう*。5月号の復刻を見ると、分割されたコマの片隅にローマ字で“MACOTO”とサインがほぼページごとに入っている。それは作者が各頁を“ひとつの絵”として一枚一枚思い入れを込めて描いていたことを思わせる。(小西)

どんな作品か?
本格母と子
他の要素
オールカラー連載/絵物語的な美しさ/外国が舞台
参考資料

確認:掲載ページ及び現物
1961(S36)1月号/連載第1回/p63〜79(17p)
1961(S36)5月号/連載第5回/(17p)
1961(S36)12月号/連載第11回/p21〜39(19p)

林さん、ご協力ありがとうございました。

参考:
・『少女ロマンス−高橋真琴の世界−』(PARCO出版)H11/11/15発行 (ISBN4-89194-599-D)¥1,600
A5版/127P/カラーイラスト満載。漫画作品「プチ・ラ」1961(S36)5月号分
(全17ページ/カラー掲載は2ページのみ)収録。
・別冊太陽
『子供の昭和史/昭和35年〜48年』(平凡社) p32-33“バレエ、花びら、星、涙・・・―母物マンガと華やかな小道具―”にS36年4月号書影あり
・別冊太陽
『少女マンガの世界I』(平凡社) p78-79にS37年1月号「ベルリンのクリスマス」書影あり。この扉の惹句は“世界旅行まんが”
・高橋真琴画集
『あこがれ』(発行:光風堂出版 発売:成美堂出版) p116-117に現在の少女漫画家を中心に当時の読者たちの声が集められている。

サトーさんのHP『砂糖壺』“高橋真琴リスト「プチ・ラ」掲載状況


高橋真琴(原作:春名誠一)「東京〜パリ」

初出/出版社
月刊「少女」/光文社
掲載号 1958(S33)8月号〜1959(S34)?連載
単行本
『パリ〜東京』日の丸文庫198/1956(S31)年/B6上製/128P
※同内容かは未確認だが、原作が同じなので推測。
内容

“マリ子は、あこがれのパリへいく・・・だが、パリにはかなしいことがまっているのだ・・・”という柱文句あり(S33年8月号)。

S34年3月号の表紙は赤いトゥシューズを持っている少女の絵。

どんな作品か?
本格母と子
他の要素
オールカラー連載/絵物語的な美しさ/外国が舞台
参考資料

参考:
・別冊太陽
『少女マンガの世界I』(平凡社)p79にS33年8月号、S34年3月号書影あり。
米沢嘉博『戦後少女マンガ史』(新評社)S55/1/10

サトーさんのHP『砂糖壺』“高橋真琴リスト


 


◎マニ研ではバレエ漫画作品に下記のカテゴリ分類をしています。ただし独断・推測も含みます。
本格 バレエが物語の主題で内容も本格的なもの。
小道具 バレエは小道具扱い。設定のひとつ。
母と子 母と子の物語がもう一つの大きな主題となっているもの。
スポ根 スポーツ根性ものの要素が大きいもの。
幼年向 小学校低学年から無理なく読める、物語の起伏が大きく派手なもの。学年誌連載を含む。

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