月の岩屋【萩尾研究ワークショップ】
theme 01: Keyword Rally (キーワード・ラリーを終えて)

2000/12/31 last update

半年間の長期連載:キーワード・ラリーを終えて
各研究員があとがきです。
  
【No.01〜10 text担当者:岸田志野】  
 この「月の岩屋」というのは当初私と城野研究員が「とりあえず何かやる場所」とだけ決まっていた場所でした。ふたりとも結構な毒舌なので「あたりかまわず毒吐く毒蜘蛛二匹」ってことで月の岩屋、だったという訳なのです。
 しかし内容は二転三転、この「キーワードラリー」という形がようやっと決まり…あまつさえ「連載」しかも週イチ…。もともと、かなりの意味でだらしない私にそんなことができるのか、と企画出しておいて青くなる始末。無事に落とさず終わって良かったと、自分の最終回入稿時には喜びよりも安堵の気持ちのほうが強かったです。途中で、室長以下図書の面々がテキストを引き継ぐという企画に変更になったので、それも随分ココロの支えとなりました(笑)。
 自分が書いた中で思い出深いキーワードは「頭に花」でしょうか。ほんっきでわからなかったもので…(^^;。
 自分が出したキーワードで思い出深いのは…「イエロー」かなぁ…。私事ですが、私はイエローモンキーというバンドのファンでありまして、このキーワードを出した時、皆から裏手ツッコミを受けたからです。自分的にはそこに関連は無かったつもりだったのですが…って説得力ねー。
 週に一回ペースで必ず1000字前後の原稿を書く、という作業は自分にとっても初体験であったので本当に良い勉強になりました。最中も担当分終了後も頭を巡るは「まだまだ精進」という超極太毛筆書体。新世紀も頑張りたいと思います。 最後に。読んでくださった皆様、図書の皆様、多謝&お疲れさまでした!「ツワブキ」のイラストに関しては、忘れてくれ、とそれだけ言って筆を置きたい私です(笑)。

城野イラスト

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【No.11〜15 text担当者:天野章生】
 図書の家の研究員5人はけっこう個性も年齢もちょうどいいばらつきがあり、萩尾作品を読むのでも微妙に興味の方向が違うのですが、その中で私は”作品の元ネタに興味がいく”ということになっています。今回の企画を岸田・城野から引き継いで書いてみたとき、結局、自分のネタはそっちの方向に行くのだな〜というのを改めて痛感しました。しかしこの原稿作成の頃は「残酷な神が支配する」を読み返し作業していたもので、ネタもそちらに偏ってしまい、この連載を読んでいない方にはあまり面白くなかったかもしれません。
(連載はいよいよクライマックス、未読の方にも是非読んで欲しいです。)

 それにしても1000字というのは長いようで短い。短いようで長い。どのネタで書こうかな〜と考えるのは楽しい作業でしたが、ネタをこまぎれに出しただけで終わったりもしていて、もっと突っ込んだ内容にするにはまだまだ力不足だな、としみじみ思いました。言いたいことや伝えたいことがまだまだあります。でも、それらは私の中でいまだ、ばらばらに散らばってもやもやっとしている状態。いつか、もっとちゃんとまとまった形でお見せ出来たらな、と思います。

 他の研究員の書いたモノは、室長・小西以外はアップされて初めて見るので、毎回楽しみでした。私の出したお題は難しいよお、とさんざん突っ込まれましたが、皆なかなかの出来で。一番楽しんだのはお題を出した本人かもしれません。
 城野のイラストのファンとしては、自分の書いたテキストにイラストをつけて貰えるのは嬉しかったです。願わくば、読んでくださった皆様にも楽しんで頂けていたら!(当然、一番苦しんだのはイラスト作成でした。もうさんざん裏で愚痴りました・・)
そして今後もこの5人の個性と指向性でがんばっていきたいと思います。どうかこれからも宜しくお願いします。

城野イラスト

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【No.16〜19 text担当者:卯月もよ】
「流浪の民」と「群集」はちょっと自分の中では似たキーワードだった。どっちも「マージナル」が頭にあったのね。しかもどっちもアシジンのことを思い浮かべていたりした・・(笑)
 「流浪の民」でバンパネラは連想してなかったので、エドガーが来たのにははっとしましたー! 流浪の民って、ものをいっぱいもってちゃ流浪できないんですよね〜、生きるのに最低限のもの・・体ひとつ持ってさすらうの。ごみに埋もれて暮らしてる身には、けっこう羨ましい・・・。

「理想と現実」は萩尾先生自身の 「理想と現実」の葛藤をイメージして出したキーワードだったんで、小西室長の書いてきたことは「こうくるかー?」だった・・・。ま、他のどれもが「こうくるか?」ってものばかりだったけどもねぇ。

キーワードのラストは、ラストにふさわしいものを・・と結構考えたんですよ〜。天野さんがだした「スピリット」を「スピリッツ」って受け取って いて、「ツ」を何日か考えてたのね。んで、「ツイン」っての思いつきまして>お風呂の中で「あたしってすっごーい!ツイン=双子、萩尾キーワードとして重要な語句にして、“ん”で終わる。キーワードしりとりのラ ストを飾るのに、これ以上の言葉はありえないわ!!!!」って自画自賛、小躍りしながら着替えもそこそこに、みんなに連絡しようとパソコンに向かった ら、、、、、え、「スピリット」じゃん「ト」じゃん・・・「ツ」じゃないじゃん・・・・・絶句。
 このあと、「ツイン」に引けを取らない「と」はないかと意地になって考えたかんがえたのが「図書の家」。これもなかなかのラストワードだったでしょ(^^;?

自分が書いた4つのキーワードについては毎週毎週小西室長を苦しめ、土曜日の深夜まで原稿を送信せず、岩屋の更新を日曜日にず れ込ませたことさえありました。(ごめんね)
 それでも最初の3つはキーワードを見たときにすぐに浮かぶモノがあったんですが、「プディング」だけはどうイメージを浮かべても坂田靖子さんの絵が頭に浮かぶばかりで^^;困った。「お菓子の話題にだけはしない!ケーキケーキケーキのことはかかない!」と条件を決めたものの、一文字も打てないままに木曜、金曜・・・と日は過ぎてゆき・・・。10月は、文章を書く人の苦しみってのの一端を少しだけ味わったかな?
 そういえば、10月一回目のアップ時は私は札幌に旅行中で、パソコンがないのにジレてインターネットカフェを探したんだけど、札幌の街中にはなくて(ホテルのフロントの人が言ったの。ほんと?)ネットカフェ初体験できなかったんでした。

12月の城野さん以外でイラストを描こう、ってのは自分が言い出したアイデアだったんだけど、みんな苦しんだよね? でもイラストの提出の仕方や、テーマ、手法がそれぞれ違っていたのは、内輪受けかもしれないけど、楽しかったな♪
 自分の描いた絵を解説させていただくと^^;、ジェルミにとっての「スピリット」マージョリーと、ジェルミの作っ た金魚。この金魚、好きなの♪ しかし、大量に予告をあげては更新を怠っている我々にしてはすごいよね?週1連載を半年も続けたなんてね(笑)!? 読んでくださったみなさんもありがとうございました〜!来年は予告消化にがんばろね^^;>室長。

城野イラスト

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【No.20〜23text担当者:小西優里】
 小西です。
 いやあ、長丁場でした。当初、岸田&城野研究員が2か月の予定で始めた時は、これじゃすぐ終わっちゃうなあと軽く考えていましたが(だってその時自分はキーワードをしりとりするだけでしたから(笑))自分に降りかかってくると、ひと月分の4本ってやっぱりたいへんなプレッシャーでした。私なんか室長特権で夏の時点で11月という最後の月を確保してましたから、あと2か月以上あるわ〜〜なんてゆっくりしてたところ、まあ、書いても書いてもまとまらないです。でも、私の月のテーマは結構みんなが配慮してくれたようで(笑)私にはとっかかりやすいテーマばかりでした。しかし、本心からこれを書きたいと思うものをいかに集中して見つけるか、というのが今回学んだことでしたね〜。この「本心から」というのは、自分でもなんとなく騙されているので見分けるのは難しいです。お喋りし出したら少女漫画のことは止まりませんが、こんな風に伝えていくというのはやはり訓練が必要ですね。今回はワークショップと名を付けて全員参加で取り組んだだけの成果はあったかなと萩研的にも自賛いたします。
 最後ですが、読んでくださった皆さん、感想を掲示板などで聞かせてくださった皆さん、ありがとうございました。21世紀も萩尾さんを追いかけて、頑張りましょう〜〜。

 さて、城野研究員は、イラストギャラリーの方でコメントを語ってくれてます。
そちらもぜひ回ってくださいね。
この頁にはおまけの没原稿(最初に彼女が別案として描いてくれたもの)をスペシャルとして公開しています。

城野イラスト

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thank you!!Thank you!!